英語がペラペラってどんな状態?① ─『コミュニケーション・ペラペラ』

『英語がペラペラ』というのは、一体どんな状態?

英語を始めたばかりの人にとっては、少しでも受け答えできる人を見ると、「ペラペラだ!」と驚き、憧れます。

一体「ペラペラ」とは、どういうものを指すのでしょう?

それは、

『素早く正確に、滑らかにスピーキングすること』

です。

この能力は、大きく分けて2種類存在します。

  1. コミュニケーションペラペラ
  2. 説明ペラペラ

これら2種類を別々のアプローチでバランスよく向上させることこそが、真のペラペラになる道なのです。

今回は、そのうちのひとつ、①コミュニケーションペラペラ(コミュペラ)の上達方法を説明しましょう。

コミュペラ力の鍛え方

まず結論から言うと、『反応速度を鍛える』ことが、コミュペラへの道です。

会話は、生き物であり、その瞬間に生まれ育む『音楽』。

場を生かすも殺すもリズム。そのビートを保つためには即座に理解し、反応しなければなりません。

内容自体の深みはあまり必要ありません。これはいわゆる表面上の会話力です。

外国人と英語で話す際、この力はとても大切。

なぜなら、会話の流れについていけなければ、いくら深い知識や考察があったとしても、伝えるスタートラインに立てないからです。

1対1ならまだしも、4人以上の英会話となると、たくさん話した者勝ちという世界。

コミュニケーションを継続するうえで非常に大切なノリリズム感を養うためには、下記2つの方法が有効です。

1. オンライン英会話で話す

英語は“毎日”話さなければいけません。これは上達において絶対条件。

週末にまとめて2〜3時間話すよりも、毎日25分話す方がよっぽど上達します。

1ヶ月6,000円前後で、毎日受講できるサービスが世の中にはたくさんあります。これは本当に素晴らしいとしか言いようがありません。

毎日続けて数ヶ月話すと話さないでは、反応速度とリズム感に雲泥の差が出ます。

よりスピード感を身につけるためには、下記3点を意識することが必須。

  1. 質問されたら必ず1秒以内に返答する
  2. 間が開けば、すぐに質問する
  3. わからない単語は、すぐに聞く

 

オンライン英会話は、人間関係を築く場でも、綺麗に話す場でもありません。自分が発する英語はめちゃくちゃで構わず、内容も、失礼でなければ何だっていいのです。

自分の本当の考えではなくても、アイデアが支離滅裂でも、何でもいい。

正確な考えを綺麗に伝える必要はありません。それをできないうちにやろうとして、結局口から出す言葉が少なければ上達も遅いからです。できないうちは、何でもかんでも口から出す言葉の量を意識しましょう。

講師は一日に何十人もの生徒と話しています。講師側からは大量の生徒のうちの一人に過ぎず、仕事でしかないのです

自分の反応速度を上げるためだけの場、と割り切り、活用することだけを考えましょう。

2. 生の会話に浸る

よく観るテレビ番組で聞いたような台詞が、口からスラスラ出てくることがあります。

良く観るお笑い芸人の話し方に、どんどん似てきたりもします。

クレヨンしんちゃんの喋り方を真似する子供が一番典型的。人は、聞こえてきたものに影響され、リズム感を形成するのです。

ということは、英会話の反応速度を上げるには、反応が早い生の英会話を大量に聞けばいい!

インターネットのおかげで、海外のラジオや番組が無料で山ほど視聴できる時代。

特にオススメなのは、『All Ears English Podcast』という、ポッドキャストの番組です。

↓この番組だけを視聴するために作られたAppもあります。

二人の女性が、ひたすら陽気に英語学習ネタを語り合う番組。

くだらない話も織り交ぜながら、なにより聞いてて明るい気持ちになります。

この番組の良いところは、

  1. 会話の速度が、容赦なくナチュラル
  2. 受け答えのテンポが最高にリズミカル
  3. リアクションの種類が豊富

 

もちろん好みもありますが、既に1000エピソード続いている信頼性は、世界中で『良いもの』と認識されている証拠。

この番組を聞き流してさえいれば、自然と会話のテンポが染み付いてきます。

真似して口ずさんでみると、更に効果的。

リスニング中〜上級者で、言ってる意味が8割以上わかる人は、時間がある限りひたすら浸ってみてほしいです。

英語初心者も、是非安心して聞き浸ってください。

これを毎日何時間も聞いていたからといって、魔法のように口から英語が出てくるようになるわけではありませんが、会話のリズムとイントネーションを体に染み込ませるためには、最高の音源です。

表面上の会話は長く続かない

リズミカルに簡単な挨拶や相槌を素早く返せるようになることは、英会話にとって必要なスキルです。

しかし、これだけを鍛えたとして、表面的なコミュニケーションを越えることはできません。

例えば、意見を聞かれても返せなければ、相手の言ったことを深く理解できない。

外国人と、雰囲気やノリだけで何時間も楽しめるのは、酔っ払った時くらいでしょう。

街で困っている外国人を助けたり、状況説明したり、通訳したり、もちろん仕事の打ち合わせや交渉などは、このコミュペラだけではどうにもなりません。

しっかりと正確に英語で説明できるようになるためには、次の記事で紹介する、②説明ペラペラ(説ペラ)力を鍛えなければならないのです。

今回紹介したコミュペラと、次回の説ペラを同時進行で鍛えることで、真のペラペラになることができます。

究極のことを言ってしまえば、真のペラペラになることだけを目指せば、四技能(読む・聞く・話す・書く)が必要に応じて全て伸びていきます

四技能はバラバラに鍛えるものではなく、真のペラペラ力だけを目指す一本道なのです。

今後も、この一本道をどんどん噛み砕いて説明していきましょう。

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