ゼロからの英文法は、概要だけサクサク読み進めればいい

英語学習を始めたばかりの人に立ちはだかる大きな壁、それは英文法でしょう。

文法なんてどうでもいい! 伝わればいい! 文法に囚われるのは良くない!

たしかに一理あります。

文法学習は絶対にやらなければならないのか? といえば、そんなことはありません。実際に全く文法を学ばなくともペラペラ話せるようになった人も多く、子供らは文法なんて気にしません。

しかし、大人になってから英語をゼロから始めた場合、例えば簡単に使えるフレーズ集を本屋で買って覚えたり、オンライン英会話などでたくさん話しても、表面上コミュニケーションが取れているような気になるだけです。

「ノリ」と「機嫌」を雰囲気で伝え合うだけでは、深く理解し合えず、関係も続きません。

相手の話した内容を正確に理解し、自分の考えや気持ちを伝え、物事を正確に説明し、情報を共有するためには、英文法の学習はとても役立ちます。

ただし、実はあまり勉強し過ぎても良くないのです。とてもバランスが難しい……。

英文法は役立つけれど、勉強し過ぎると囚われてしまいます。

では、実際どのように英文法と向き合い、どのように学習を進めるのが最も無駄がなく効果的なのでしょう?

簡単に概要だけサクサク最低3周読む

最初に手を付けるなら、なるべく薄い文法書1冊を、まずはスピーディーに3周読みましょう。

文法用語の暗記などは一切不要です。

英文法ってどんなものなんだろう? と興味をもち、大筋を掴むだけ。

英文法というのは、最初にじっくり覚えようとしても意味がありません。

何度も使い、口と頭に馴染ませ、ようやくその意味をなします。

まずは全体像を掴むために、最低3周、できれば5〜7周は同じ本を読むと良いでしょう。

お勧めの文法書は下記の一冊です。

カラー版 CD付 中学3年間の英語を10時間で復習する本
まず、会話形式なのでサクサク読み進められ、余計なことは上手く省き、大切な所はしっかり押さえてあります。

じっくり睨めっこしながら勉強するのではなく、サクサクと分からないところは読み飛ばし、3周以上読むことだけを意識すれば良いでしょう。

理解は後回し。まずは何周も読むだけ。

理解出来ないところに囚われ、なかなか進まないのでは効率が非常に悪いです。

ジグソーパズルのように、まずは分かるところを理解していく。理解できた部分が増えていくにつれ、理解できなかった部分が、後々連鎖的に理解できるようになってくる。

そうやっていくうちに、本当に理解できない箇所が浮き上がり、それを埋めることが楽しくなってくるのです。

頭を抱え、辛い気持ちで覚えるよりも、興味を持って『自分から知りに行く』というスタイルが、効率も定着率も圧倒的に良いでしょう。

この一冊に『人生3ヶ月間』を捧げよ

中学英文法の教材を5周前後読み進めたならば、英文法の全体像は掴めるはず。

英語は、勉強というよりもスポーツに近い。

頭だけで理解したとしても、実際にイメージしながら口を動かし、使ってみなければ身体に馴染まず、『英語が話せない』という状態から抜け出せません。

『TOEICの点数が900点を越えてても話せない』という人が多い原因は、ここにあります。

頭で大筋を理解したら、次はそれを口から出せるようにしなければなりません。

文型ごとに10パターンずつ身体に馴染ませることで、英文法を身体で覚える。口から出せるようにする。そこまで完了させることが『英文法の学習』なのです。

では一体、何をすればいいのか?

答えは、下記の教材を徹底的にやり込むこと。

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
これはただのお勧め教材、というわけではありません。教材としてはあまりに説明が少ないでしょう。

しかし、基礎文法を徹底的に頭と身体に馴染ませることができる、特訓本なのです。

瞬間英作文の注意点

一つ留意しておかなければいけないことがあります。

瞬間英作文は、あくまで『基礎文法を身体に馴染ませる』ためだけの、文法学習でしかありません。

これを延々と続けても、“英語で伝えたり説明したり” ができるようになるわけではないのです。

あくまで、基礎工事。

自然な言い回しとは程遠く、どちらかと言えば『不自然だけど文法的に正しい英語』を話せるようになるものです。

不自然だけど、この基礎工事さえしっかり築いておけば、その後の学習効率が高くなり、実践を通して自然な表現もすぐに身に付けられる状態になります。土台ができるということです。

一本道こそ最速

おすすめの文法書・瞬間英作文教材を紹介しましたが、自分がやりたい! と思えたものなら、実はなんでも良いのです。

大切なことは、教材を一つに絞り、何度も繰り返すこと

とくに英語初心者のうちは、何をやったらいいのか……どの教材が良いのか……今やっていることは正しいのか……

自信が持てず、辛くなると他の教材や学習方法に目移りしてしまうことが必ず起こります。

砂漠の中を歩いているようなもの。

本来なら一方向を進むだけで抜けられるのですが、自分の進んでいる方向に自信が持てず、違う方向へ進んでみたり、逆方向に引き返してみたり、その誘惑に翻弄されてしまうと、いつまでも現状を抜けられません。

是非やると決めた一本道を、突き進んでください。

コメントを残す